現代パロ
仕事が長引き辺りは真っ暗になっていた。
家路を車で走っていると、見覚えのある美しい銀。
『二人乗り』
後ろからクラクションを鳴らす。
振り返った顔を見れば、やはり。
「今晩わ」
「ヒューゴ殿!」
声をかければこちらに気づいたようで今晩わと返してくる。
車を横に付け、窓から顔を出す。
「今から帰りですか?」
「ええ。仕事が長引いてしまって」
「奇遇ですな。私も今終わったところでして。折角だ乗って行きませんか?」
誘ってみるが、迷惑になるからと断られる。
貴方のことを一度も迷惑だと思ったことはありませんよ。
そう言えば、照れくさそうに笑って、ありがとうございます。
もう一度誘うと、遠慮がちだが、お言葉に甘えさせてもらいます。と言った。
この美しい銀を持つのはウッドロウ・ケルヴィン。
大手企業の若く美しい社長だ。
父親が亡くなった後、遺志を継ぎここまで発展させた。
そんな大物が私とどういう関係かというと、私も会社を持っていて、つまりお得意先ということだ。
だが、それだけではない。
私とこの男の関係。
「どうです?家に来ませんか?遅い夕食をご一緒に」
「え?そんな、悪いですよ…それにご子息が…」
「息子は今合宿中でして誰もいないのですよ。一人で遅い夕食というのも…ね?」
つまらないでしょう?と同意を求めれば、思い当たる事があるようで、
それもそうですね。と賛同の意。
食事の後送り届けると約束もして自宅へと向かった。
家に着くと、世話になりっぱなしは嫌だ、と冷蔵庫にあるもので夕食を作ってくれた。
簡単な物ですがと言う割りには豪勢で、冷蔵庫の残りでこんなに作れるのかと本当に驚いた。
料理が好きだと言っていたが、まさかこれほどの腕前とは。
味も申し分なく、会話も弾み、あっという間に夕食タイムは終わった。
食器を二人で片付け、そろそろ送る時間だ。
家はそう離れていないが近いというわけでもない。
走っている最中も話しは止まない。
会社であった大変なことから、ほんの些細なことまで色々話した。
微妙な距離もすぐに着いてしまうほど。
それくらい短い時間のように感じた。
ウッドロウの家の前に車を停める。
ありがとうございました。とドアを開けようとするウッドロウの手を引き、ドアにロックをかける。
訝しげな目でこちらを見上げてくる。
「何のつもり…ですか?」
怒気を含ませ睨み付けられる。
気付いていないのですか?
貴方の目の奥に渦巻く――
「離れたくないのですよ」
――欲望
ウッドロウの座っているシートを倒し、手を頭上で押さえる。
睨み付けてくる目と見下ろす目が会った。
ああ、何だ。
目の奥に渦巻く欲望。
貴方はとっくに気付いていたのですね。
口元を歪めれば、ウッドロウも妖艶に笑う。
「ヒューゴ殿、明日も早いので、…お手柔らかに」
その言葉が試合開始の鐘のように脳内に響き渡る。
ウッドロウの唇に貪りつきながら、シャツのボタンを外していく。
胸の飾りを弄れば、くぐもった声に艶が増す。
唇を離せば糸を引き、顎を伝った筋を追い、耳を甘噛みすれば肩が跳ねる。
飾りを弄る手とは逆の手で下着ごとズボンを下ろし、ウッドロウ自身に触れる。
そこは既に涙を溢し始めていた。
「おやおや、まだ始まったばかりだと言うのに…」
こんなに濡らして、と先をぐりぐりと押す。
「ぃ、やっ……ァっ!」
途端に大きくなる嬌声。
「…そうですな、一度、イッておきましょう」
「ん、…あっ、ゃ…ぁ、……っあァ!!」
ウッドロウを握り上下に擦ればあっくなく達した。
吐き出したものはウッドロウだけでなく、ヒューゴの手はもちろん車内までも汚した。
ウッドロウは脱力感からぐったりとしていた。
「くっくっ…これで終わりだと思わないでくださいよ?」
「……ん、…は、ぁ……ぇ?」
「私はまだイッていませんので」
耳元で囁き、ドアのロックを解き、ウッドロウを抱き上げ家の鍵を開け上がる。
車の汚れはそのままに。
翌朝、ウッドロウの会社へは通り道なので送って行くことになった。
ウッドロウは普段省エネと言って、徒歩か自転車で行っていたが、
「今日は誰かのせいで腰が痛いので乗せていけ」らしい。
私は全然構わない。むしろ大歓迎だ。
支度も終わりウッドロウが助手席を開けると、あ、と言って動かなくなった。
助手席を見てみるとなるほど、汚れている。
昨夜にウッドロウが出したもの。
触ってみれば、それは完全に乾いており、引っ掻けばぽろぽろと剥がれ落ちる。
あらかた剥がしたが白い跡まではとれない。
車に乗ると謝罪の声。
「すみません…その……汚してしまって」
「いえ、構いませんよ。私のせいでもありますので、気にしないでください」
「しかし、ご子息も乗るでしょう?」
「いいえ?乗りませんよ」
「え?」
「今までこの車は私と貴方以外を乗せたことはありません。シートが五人分あっても二人乗りなんですよ」
貴方専用の、ね。
と告げればウッドロウは顔を真っ赤にして、目線を反らす。
「だから言ったでしょう?貴方の事を迷惑だと思ったことはない、と」
耳まで真っ赤にしたウッドロウの頭を引き寄せ、こめかみにキスをした。
-------------------------
うおぉぉぉ…ヒュゴウド…
ぬるくてさーせん。エロはわからんです…
あれです、ウッドロウのお家に入ってから、ヒューゴはウッドロウ抱いてます。数回
1回2回じゃ終わらないでしょ、ヒューゴ氏は。笑