※お題にまったく沿ってませんよ…!甘えてないです多分orz
ジョニーは一人宿屋の部屋にいた。
大切そうに懐から取り出した物は…
01上目使い
手の中にあるものをしげしげと見詰める。
それは、今日同室で泊まる事になった彼の―――
「ジョニーさん、入りますよ?」
扉の向こうから掛けられた声は、同室で泊まる事になった彼ことウッドロウのものだ。
まずい!
手の中にあったものに集中しすぎて、回りの気配を気にすることを忘れていた。
何処かへ隠さなければと焦るあまり、懐へしまえばいいということも思い付かず、
こちらの返事も聞かず開けられた扉に、ジョニーは後ろ手に隠すことしかできなくなってしまった。
「勝手に扉を開けるなんて、マナー違反じゃないのか?」
内心焦りつつ話しかける。
「何度もノックしましたよ。返事を返さないというのもマナー違反では?」
何故返事をしなかったのかと責めるように言われ、面目ない、と謝罪した。
「そういえばジョニーさん」
「何だ?」
「先程何を隠したんですか?」
聞きながらウッドロウは歩み寄り、ベッドに腰掛けるジョニーの前に立ち、膝に手を乗せ立ち膝の体勢になる。
「別に?何も隠しちゃいないさ」
シラを切り倒そうとするが、
「本当に?」
下から覗きこまれ上目使いとなり、さらには首を傾げるというオプション付きで、手はまるで誘うかのようにジョニーの大腿を撫でる。
そっちの方向に珍しく積極的な行動をするウッドロウを、今すぐにでも押し倒して可愛がりたい。という本能を理性で押さえつけるが、
何だかムラムラしてきたため、シラを切り続けるということをあっさりと放棄したジョニーだった。
「仕方がないな。これだよ」
「写真…ですか。誰が写って…私?」
ジョニーが見つめていたものは、ウッドロウが被写体となった写真だったのだ。
写っているウッドロウはとても楽しそうに笑っている。
ただし目線はこちらを向いてはいない。
「ルーティ君が撮ったんですね」
「お、よくわかったな」
「ここ最近、写真を撮った覚えはありませんから」
「なるほどね。…………怒ったか?」
「何をです?」
「写真を持ってることだよ。返すことだってできるのに、持ったままだし、部屋で一人見てるんだぜ?怒られても仕方ない…」
一気に言い終え、肩を落とす。
「なら、私もあなたに怒られないといけないな」
「それって………」
ウッドロウがズボンのポケットから取り出した小さな小袋から出てきたのは一枚の写真。
写っていたのは当然、
「俺……」
「はい。ルーティ君がくれたんですよ。『大事にしろ』とね」
写真に視線を移したウッドロウの表情は穏やかで。
写真の自分が羨ましいなんて思ってしまうあたり、かなりキてるようだ。
「ウッドロウ」
名前を呼べば、写真から目を離しこちらを見上げてくれる。
上目使いに見上げる瞳の奥がちらりと揺れた気がした。
何かを期待するかのような…
「その写真、いつ貰ったんだ?」
「確か…一週間くらい前だったかと」
「そうか。俺は一昨日だ」
「それが?」
どういう事だ?とでも言いたげな顔。
だが、目は挑発的で、口元にも笑みが浮かんでいて。
まるで早くこの展開に持っていきたかったかのようで。
「じゃあ、俺は何日もウッドロウに内緒にされてたのか〜」
ウッドロウの意に気付いたジョニーはわざとらしく項垂れるが、
勢いよく顔を上げるとニヤリ。
「俺の硝子のハートは傷だらけ…怒らないから、慰めてくれよ」
ウッドロウの顎を固定し顔を近付けていく。
が、ウッドロウに肩を押され、戻される事はないが進む事もできない。
もどかしさを感じていれば口を開いた。
「写真の貴方も素敵だが、やはり、本物がいい」
言われた言葉に目を丸くするジョニーだが、すぐに元の表情に戻り、当然だろ、と囁く。
するとウッドロウの力が弱まり、唇同士が触れ合った。
ジョニーは高い位置に座っていたため、更に深く絡めようと体を倒していく。
しかし倒し過ぎてバランスを崩し、ウッドロウの上へ倒れこんでしまった。
「いててて…悪い……怪我はないか?」
「…大丈夫です。ジョニーさんこそ怪我はありませんか?」
「ああ。大丈……夫…」
「ジョニーさん?」
心配そうに見上げるウッドロウの眉は不安げにひそめられ、軽い酸欠の為瞳は潤み、極めつけはまたも上目。
先程までの妖艶な表情は何処へやら。
まるでこれから何をするかなんてまったく予想がついていないかのよう。
しかし違う。
純粋な瞳の奥には情欲の炎がちらちらと見え隠れする。
ウッドロウは待っている。
怪我の心配なんて露程もしていない。
ベッドから落ちてできる怪我なんてたかがしれている。
(俺を待ってる…俺を、求めてる)
その時まるで心を読んだかのようにウッドロウが言う。
「当たりです」
その一言を聞いた瞬間全身が熱くなる。
抑えきれなくなって、またウッドロウにキスをする。
荒々しく、それこそ貪るように。
離れた頃にはどちらのものとも判断できない唾液がウッドロウの顎を伝う。
息を整えぬまま耳元へと唇を寄せる。
「まだまだ夜は…」
「これから、ですよ」
言おうとした言葉の続きを言われ苦笑するジョニー。
ウッドロウは笑いながら真横にあるジョニーの耳に噛みついた。
もしかしたらウッドロウは俺が写真を隠した事を知っていたのかもしれない(視力がいいから見えたのかも)
だからこれを口実にあんな誘い方をしたんじゃないかって今思っていたりする。
今でも写真は懐と小袋の中に入っている。
--------------------------------------
あれ?何だかお題からだいぶ離れたぞ?
上目使いって…説明程度にしか入ってねーし!
最初はギャグの予定で、ちゅーの入る隙なんてなかったはずなのに…!
しかもちょーなげぇ(計画性皆無