好きな相手を突き放すとは……辛いことなのだな……

しかしこれも、試練なのだ、きっと……



『地獄の一丁目からこんにちわ・5』



それでは「押してだめなら、引いたらどうよ?」作戦を決行する!

あまりウッドロウには近づかず、距離を置いて過ごす。

部屋で読書などがベストだな!



「静かだ。珍しい……」



ウッドロウがこっちを見ている……

くっ!今すぐ抱きつきたいところだが我慢だ!!頑張れ私!!



「静かだとこんなに書類が進む…!」



嬉しそうだな、ウッドロウ……

辛いが今は耐えるのみ!!ファイトだ私!!



「お茶を淹れてきてくれたみたいだけど」

「そこに置いといてくれ。今いいところなのだ」

「……?わかった」



いつもなら飛びついてるとこだからな。

実際本なんて読んでない。目で追ってはいるが、内容がまったく入ってこない……

それもこれもウッドロウのせいだ!

なんてな、自分のせいだ。それぐらいわかってる。

今は耐え時なんだ!!


そんなこんなで一週間ぐらいが経っただろうか。

ウッドロウ値が不足しているが…これも自分から仕掛けたこと。

しかし…そろそろ…限界だ……一週間もよく耐えた、自分におめでとうと言いたい。

だが限界が来た者がもう一人。

どさりと倒れる音。ウッドロウが倒れたのだ!



「どうしたのだウッドロウ?!」

「ミク…トラン……?」

「顔色が真っ青ではないか!医者を!」

「呼ばなくていい…休めば、直る…から」

「しかし…」

「お、願い……だ……」

「……わかった」



そうして私はウッドロウをベッドに寝かせ、ベッドの横に置いてある椅子へと腰掛ける。



「何があった?」

「疲れただけ…だから…」



疲れてるのはわかった。だが知りたいのはその原因だ。

そういえばしっかりと休息をとっているところを見ていないきがする。



「それは見ればわかる。最近ろくに休んでいなかったな。何故しっかりと休まない?」

「それは……」

「それは?」



言いかけて止まる。目がきょろきょろと落ち着かない様子だったが、布団を頭までかぶってしまった。



「それは何だ?言わんか!」



布団をひっぱり顔を出させる。

しばらく言いにくそうにしていたが、やがて口を開いた。



「……寂しかったから…」



小さな声だったがしっかりと私に届いた言葉。

『寂しかった』?好意を寄せる私が思うのは当然だが、ウッドロウが?



「寂しかったって…私がべったりしなくなったから……?」



こくりと頷く。



「だって、静かだと仕事が進むと喜んでいたではないか」



初日のことを思い出す。あの時確かにウッドロウは喜んでいた。



「最初は、喜んだ。けど、私から話しかけても素っ気ないし、お茶だって一緒にしなかったし、
 職務が一段落付いた時だって、相手にしてくれなかったじゃないか……」



息継ぎなしで一気に言い終え、息を整えていたウッドロウの目から水が伝った。

涙だ。

ぽろぽろととめどなく流れ拭こうともせずに続けた。



「私は……傷つけてしまっただろうか。とか、何か怒らせてしまっただろうか。とか、…そればっかり考えて」

「それで、仕事ばっかりしてたのか?休みもせずに?」



もう一度頷く。



「けど、ほとんど進まなかった。……気になってしまって…」

「気になる?何が?」



うっ、とまた詰まり、目が泳ぐ。

しかしすぐに私の目をまっすぐに見て、ウッドロウは言った。



「ミクトランが、気になるんだ。その…すぐに目で追ってしまうし、今何してるのかな?とか……」



考えてて……と、最後の方になると声も小さくなっていき、目も節目がちになっていった。

肌が褐色でもわかるほど、顔は真っ赤になって耳まで赤くて。

そこで私は理解した。ウッドロウが私の事を好きなのだと。



「お、お前、私の事…」

「言わないで!」



好きなのか!と言おうとしたら止められた。

何故?!と問えば、



「は、恥ずかしい……」



俯きながら言う。その様子が可愛くて、愛しくて。気が付けば思い切り抱き締めていた。



「み、ミク、トラン…!」



顔を赤くしたまま驚いている。一度体を離す。



「好き、大好きだウッドロウ!愛してる!」



以前のように、けれど、以前よりももっと心を込めて、告げる。

少しの間の後、意を決したように顔を上げた。

ウッドロウの顔が近づいてきてあたたかいものが唇に触れ、すぐに離れる。



「私も…好き……愛、してる………」



その言葉を聴いた瞬間、私は離れたウッドロウの顎を掴み、逃げられないように後頭部も押さえ、深く口付けた。



「…ふ、っん………んっぅ……」



零れる甘い吐息に脳がじりじりと痺れて、下腹部が疼く。



「……っは、……ぁ…」



瞳には酸欠のためか先ほど泣いていた所為か涙が浮かび、潤んでいて、恍惚とした表情を浮かべている。



「いいか?ウッドロウ」



こくりと頷く。了承の合図。



こうして、夜は深まっていった。



「え!?う、ウッドロウ、お前さん…!!」

「だから嫌だったのに!」

「俺のウッドロウさんが!!」

「お前のではない!このひよこめ!!」

「先を越されたか…!」

「帽子、お前もか!!」

「私のウッドロウ様が……」

「チェ、チェルシー……?!」


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はい!急展開!(そうか?)
くっついたー!くっついたー!!
最後言い合ってるのはスタンとジョニーとチェルシーですようふふ
エロは書きたいけど、なにぶんチキンですので…
なんちゃって喘ぎ声でせいいぱいな私……!
誰か私に得ろの才能を!!(むり