※すんごく捏造です。
もうラストなのにリオンがいます。
天上王も出てきます。
ソーディアン人型になります。
それでもいいという方はどうぞ。
『温泉へ行こう!・2』
「まさか!?」
「奴が現れるなんて…」
「噂をすればなんとやら、だね」
ディムロスたちは空を見上げる。
スタンたちも声に気づき見上げると、そこには。
「天上王たるこの私を差し置いて遊ぶなど、言語道断!」
ミクトランがいた。
すごい勢いでスタンたちのところへ向かって行く。
武器は持っていない。人型になっているがソーディアンであるディムロスたちが
いつでも詠唱できるように待ち構えている。
スタンたちとディムロスたちの中間にあたるところに降り立つ。
ミクトランが口の端を上げた。
「私も混ぜろ!!」
「「「「「「「「…………」」」」」」」」
唖然としてしまい、誰も言葉が出てこない。
「何だ?聞こえなかったのか?私も混ぜろと言っているのだ」
「あ、ああ、どうぞ…?」
「うむ」
空気に押され頷いてしまったスタン。
「な、なにがどうぞだ、馬鹿者!」
「え?ええ!?無し、今の無し!!」
「ごちゃごちゃとうるさい奴だな」
とスタンに言っていると、
「貴様、よくも僕の目の前に現れたな!」
「おお貴様はあのときの。よい働きだったぞ」
「よい働きだと!貴様ぁ!!」
「落ち着くんだリオン!」
「話せウッドロウ!僕は…僕は!!」
リオンがミクトランに殴りかかろうとするがウッドロウに止められる。
「今私達は武器を持っていないんだ」
「…………」
「それに相手からも敵意を感じない。今戦うということはなさそうだ」
「…くそっ!」
リオンが落ち着いて安心したシャルティエが聞く。
「混ぜろって言ってたけど、何に混ざるっていうのさ」
「そんなの、雪だるま大会に決まっているだろうが!」
「?」
疑問に思ったイクティノスが聞く
「なぜ大会をしてると知っている?」
「聞いていたからだ」
「…いつから聞いてたんだい?」
とジョニーが聞けば、
「お前らソーディアンどもが人型になったときからだ」
ミクトラン以外の全員が思った。
((((((((もしかしてずっといた?))))))))
「おめえまさかずっといたのか?」
勇気あるコングマンが聞いてみると
「そうだ」
なぜか自信ありげに返ってくる声。緊張感は既に皆無だ。
ため息をもらす
「もう好きにしろ…」
ディムロスはどっと疲れたのかさっさと温泉に戻っていった。
「そうだね、敵意がないっていうんなら」
「ほかっといてもある程度大丈夫だろう」
とシャルティエとイクティノスも戻っていった。
「よし再開だ!」
と嬉しそうに言うミクトランの言葉によって再開された。
「なあ、コングマン。これでいいのかな?」
「さあな、あの3人が好きにしろって言ったんだからいいんじゃねえのか?」
「ま、あんまし気にしすぎると疲れるだけだ」
「一般人が増えたとでも思ってやるしかないよ」
「なかなか一般人とは思えないがな…」
「♪」
ミクトランはいつのまにか腰にタオル一枚という出で立ちで雪だるまを作り始めていた。
「確か優勝者はウッドロウとやらと相部屋らしいな」
「え?そ、そうだけど…(泊まっていく気だ…!)」
「誰だ?」
「…私だ」
「お前が? ふむ…」
ウッドロウが手を上げるとミクトランが近づいてきた。
内心かなりハラハラしているが冷静を保つ。
ミクトランは頭の天辺から足のつま先までじっくり見ると、
「おもしろそうだな」
ニヤリと笑って意味深な言葉を残し作業へ戻っていった。
「………!?」
悪寒を感じたウッドロウは軽く鳥肌のたった腕をさすりながら温泉へ早歩きで行った。
ウッドロウはイクティノスのところへ行き、
もうだめかもしれない…などと呟いている。
それを必死でなだめるイクティノスの姿があったとか。
もくもくと作業する中スタンは疑問に思った。
「あれ?さっきから雪玉が大きくならない」
「俺もだ」
ジョニーも
「俺様のやつもだ」
コングマンも大きくならないらしい。
「むしろ小さくなっている…!」
リオンは気づいた。
「雪玉が融けてる!」
「え?!なんで融けてるんだ?」
温泉の中にいたディムロスが叫んだ。
「おいスタン!足下をよく見ろ!」
足下を見ると、融けてた水が再び雪となりミクトランの雪玉へと集まっていっていた。
「ようするに…」
「ズルしてたわけだね」
「昔からああいう奴だったな…」
温泉に入っていたウッドロウたちは呆れていた。
「卑怯だぞミクトラン!」
「フッ頭を使っただけだが?」
厭味ったらしく言う。
「そんな姑息なことにしか使えん頭なのか?」
リオンが言い返す。
「卑怯者には退場願いたいね」
「レッドカードだな」
ジョニーもコングマンも負けじと言い返す。
「………。まあいいだろう、確かに大人げなかった。だが…」
おとなしく引き返すのか、と思った瞬間ミクトランが消え
「!」
ウッドロウの背後に立ち、腕を掴み引き上げ抱えた。
所謂お姫様抱っこだ。
「こいつは連れて行くぞ」
「やめろ!」
叫んだのはイクティノスだ。
「ウッドロウを離せ!ミクトラン!!」
「断る。こいつのことが気に入ったのでな。地上においておくにはもったいない」
「ウッドロウさん!」
「くっ、離せミクトラン!」
「だから断るといっただろう、覚えの悪い奴だ」
必死に抵抗しているウッドロウは言い放った
「本気で離してくれ!なんだかお前のことは受け付けないんだ」
「…………う、受け付けない…?」
「ああ…気分が悪くなるほどに、だ…」
顔色は真っ青だ。ウッドロウだけでなくミクトランも…
「………」
心に大きな傷を抱えたように呆然としていたが
ミクトランはゆっくりとウッドロウを湯に戻し、
濡れないように桶の中に入れておいたいつもの服を着込むと外殻へ戻っていった。
「「「「「「「「………」」」」」」」」
我に返ったリオンがウッドロウへ駆け寄り大丈夫だったかと声をかけると、
大丈夫だと返ってきたのでとりあえず安心した男たちだった。
「もう上がりましょうか」
「そうだな」
入る前より疲れた気がしたが気にしないことにしたスタンたちだった。
「あーあ。勝負台無しになっちゃったな…」
「ま、仕方ないさ。またここへ来たときにでもすればいいさ」
「そうですね」
脱衣所をでると休憩所のところでルーティたちに会った。
「あんたたち大変そうだったわね」
「へ?知ってるのか??」
「そりゃあんな大声で騒がれたら誰だってわかるわよ」
「あー…ははは…」
「アトワイトが、ミクトラン武器持ってないから気にしなくてもいいって言ってたけど」
「うん。ばっちり遊んだというか…」
「お疲れ様、牛乳でも飲みなさいよ」
「そうするよ…」
と風呂上りの牛乳を一気に飲み干すスタンがいた。
「ジョニー、コングマン」
「お?マリーじゃねえか」
「どうかしたのかい?」
「私はこれから飲みに行くつもりなんだが、どうする?」
「お!そりゃいいねえ」
「今晩は飲みたい気分だぜ」
「あれ?ウッドロウはいいのか?」
「疲れたから遠慮すると言っていたぞ」
「あー…なにげに一番苦労してたのあいつだからな…」
「俺様があんな立場だったら寝たきりになってたかもしれねぇ…」
「変なやつに気に入られちまったな、ウッドロウのやつ」
「今晩はそっとしといてやろうぜ」
「そうだな…」
「じゃあ行くとしようか」
宿の地下へと設置されている酒場へと歩いていった。
「お兄ちゃん!」
「リリス?どうしたんだよ」
「温泉なのよ!なのにあんな大きな声ではしゃいで…」
「まあまあリリスさん、楽しそうでいいじゃないですか」
「フィリアさん」
「仲が良いということは素晴らしいことですわ」
「…そうですね。じゃあ部屋に戻りましょう」
「はい」
「そいうことだけど、もう少し周りの迷惑とかも考えてよね」
「ごめんリリス…」
「今日は仕方ないわ、今度からは気をつけてね」
「うん、わかったよ」
「おやすみお兄ちゃん」
「おやすみなさいスタンさん」
「おやすみー」
「あんた、形無しね」
「…うるさいなぁ」
兄の威厳が…と呟くスタンはルーティにからかわれていた。
「ウッドロウ様大丈夫でしたか!?」
「チェルシー…私は大丈夫だよ。だから早く休みなさい」
「でも…」
「チェルシー」
「はい…」
「おい」
「リオンさん…?」
「僕が面倒を見といてやる、だから部屋へ戻れ」
「…ウッドロウ様のことお願いします。おやすみなさい」
部屋へ戻っていったチェルシーを見送る。
「ありがとう、リオン」
「なんのことだ」
「チェルシーを部屋へ戻してくれたことだよ」
「気にするな。それより、本当に大丈夫なのか?」
まだ顔色が悪い、と額に手を当てる。
「大丈夫だよ」
「嘘を言うな。そんな顔色でなにが大丈夫だ、正直に言え」
「…少し、疲れただけだよ。眠れば治るさ」
「じゃあ早く…入れ」
「?」
リオンはベッドの布団を持ち上げた。
「ここへ来い、寒いんだろう?」 「………ああ」
布団へ入るとリオンに抱きしめられた。
「リオン?」
「あの時…」
「あの時?」
「ミクトランがお前を連れて行こうとしたとき」
ああ、あの時かと思っているとさらに力をいれて抱きしめられた。
「何も考えられなくなった。連れて行かれてしまうとそのことしか考えれなくなって…
奴はお前のことを気に入ったと言っていたが、命を脅かす存在でもある僕たちの仲間だ。
殺されてしまうかもしれないと思ったとき怖くなってなにもできなかった…」
ウッドロウはリオンの背中に手を回し背中をそっと撫でる。
「ありがとう」
「……?」
「それだけ私のことを心配してくれたんだろう?」
それだけで十分嬉しいよと声をかけると安心したようだった。
リオンの体温で布団があたたまり睡魔が襲ってくる。
「眠いのか?おやすみウッドロウ」
「おやす…み」
静かな寝息が聞こえてくる。
「心配をかけさせるんじゃない…」
困ったようにしかし、幸せそうにリオンは笑った。
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長!!ここまで読んでくれた人がいるのか…いないだろうな…
小説っていうより会話…すいません…ぐふっ(吐血)
途中なんか天上王×ウッドロウみたいになっちゃいましたね。
あれなんでだろう…?まいっか(おい!
最後はリオウドです。この話打ってるときに真っ赤な誓いが流れてきたので
こんなふうになったんだと思います。
結局なにが書きたかったのかというと、乱入してきた天上王がかきたかっただけです!!
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。