『やさしい人』

ル:ああ…困ったわね…
ス:どうしたんだよ?
ル:洗濯物が乾かないのよ
ス:最近雨ばっかりだもんな
ル:部屋も湿気臭くなっちゃって
ス:ん〜。……そうだ!
ル:何かいい案でもあるの?
ス:ディムロスを使おう!
ル:ディムロスを?布団たたきにでも使うわけ?
ス:違うよ!それに、雨だと布団干せないだろ?
ル:つっこむとこ違うでしょ
ス:え?
ル:いいから、で、どうすんのよ
ス:ディムロスの炎、というか熱で、水分を飛ばす
ル:無理でしょ
ス:無理じゃないって!俺がファンダリアの湖で溺れそうになったときも、ディムロスが助けてくれたんだし
ル:明らかに規模が違うでしょ…。ここら一帯が焼け野原になっちゃうわよ
ス:そこはきちんと力を抑えるんだよ
ル:あんたにそんな器用なこと出来るの?
ス:やってみなくちゃわからないだろ?
ル:失敗してからじゃ遅いって事もあるのよ…

ス:よし!頼むぞディムロス!
ディ:………
ス:あれ?ディムロス?
ディ:………
ス:おかしいなあ。寝てるのか?
ル:ディムロス怒ってるんじゃ
ディ:……スタン
ス:あ、やっと起きた
ディ:寝ていたわけではない。スタン、お前は我を何だと思っているのだ
ス:何って…ソーディアンだろ?
ディ:そうだ。決して洗濯物を乾かすためにあるのではない!
ス:いいじゃんか、ちょっとくらい〜
ディ:お前は……!この馬鹿者!!自分で団扇で扇ぐなり、なんなりしろ!
ス:そんな!!ディムロス!あれ?ディムロス?!機能停止してる!
ル:あ〜あ。やっぱり怒っちゃったじゃない
ス:ごめんルーティ…
ル:いいのよ。それより、ちゃんとディムロスに謝んなさい
ス:うん。ごめんディムロス。もう言わないよ。ほんとごめんな
ディ:………まったく。…今回だけだからな
ス:え、……ディムロス、今…!
ディ:今回だけと言ったのだ。それを忘れるなよ
ス:ああ!ありがとうディムロス!!

ル:なんだかんだでやってくれるのね
ア:昔から全然変わらないわ
ル:そうなの?
ア:ええ。とある人がね、あまりにも上手く闘えないからってディムロスに泣きついたの
ル:それで?
ア:ディムロスは、自分でなんとかしろ!甘えるな!って追い返すの
ル:あ〜、言いそう
ア:うふふ、でも、その人が泣きながら剣を振るところちゃんと見てあげてるの。もちろん気付かれないようにね
ル:うんうん
ア:たまたま通りかかったようなフリをして、暇だから相手をしてやるって言うのよ。中将の仕事だって楽じゃないのに
ル:そう
ア:一日じゃなく、立ち直って、自信がつくまで何日も相手をしてあげるの。
  立ち直って自信もついて、その人は強くなったわ。不安も残るけどね
ル:不安?
ア:小心者なの。そこだけは直らなかったみたいよ
ル:もったいない無いわね
ア:でも彼も成長してたわ。少し性格が捻じれたみたいだったけど
ル:…今のでなんとなく誰かわかったわ
ア:ふふ、つまりディムロスは面倒見がいいの。何だかんだ言っても放っておけないのよ
ル:そこがスタンと相性がイイのかもね
ア:そうね

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乾かしてくれました
加減はディムロスがやりました。スタンは持ってただけです(ディムロスを)
ディムロスが頑張って洗濯物を乾かしてたときの女子の会話
昔話は偽者ですので。捏造万歳ですね^^
ディムロスはやさしいんだよって言いたかっただけです