『雛祭り』

イ:ああ!
ウ:どうしたんだ、イクティノス。急に大声を出して
イ:もう三月だ
リ:それがどうした?
イ:早く雛人形を出さなくては!(ダッシュ)
シャ:あ、なるほど!(ダッシュ)
ウ:…雛人形って…私は一人っ子だしな
リ:あえて言うならチェルシーか?
ウ:もしかしてルーティ君?君のお姉さんだし
リ:イクティノスが気にする事ではない気がする

ウ:それ以前に雛人形なんて無いと思うのだが
リ:一人息子だからな
ウ:ああ
リ:部屋が騒がしいな
ウ:じゃあここだ
リ:おい、雛人形は……ある?
シャ:ウッドロウさんちょうどいい所に!
ウ:え?
シャ:これ上に置いてください!悲しい事に手が届かないので…
ウ:あ、ああ。ここかい?
シャ:もちょっと左に……あ、そこです!ありがとうございます
リ:ウッドロウを使うな
シャ:それはすみません
ウ:いや、私は構わないが、イクティノスは?
シャ:取りに行ってますよ
リ:何を?
シャ:人形ですよ♪

イ:土台は組めたか?
シャ:あとは人形だけだよ
ウ:イクティノス、この人形は…?
イ:譲ってくれたものだ
リ:誰が?
イ:とある実業家
ウ:とある実業家って…
シャ:それは後で話すとして、早く並べちゃいましょうよ!なんかほこりっぽいし
ウ:ああ、そうだね
リ:実業家…もしかして
イ:これ下の段に並べてくれ
リ:あ、ああ、わかった…
シャ:ウッドロウさんこれ上に置いてもらえませんか?
ウ:いいよ

シャ:ばれちゃったかも…?
イ:気付いたな。まあ、困る事でもないが
シャ:まあね

イ:これが最後だな
シャ:坊ちゃんとウッドロウさんが一緒に置いたらいいんじゃないですか?
ウ:え?
イ:共同作業だな。ほら持て
リ:ああ…じゃあ、置くぞ?
ウ:ん。ここでいいのかな?
シャ:くぅ〜〜〜!完っ成!!
イ:頑張った甲斐があったな
ウ:なんと豪勢な…
リ:並べてから見るとまた凄いな
イ:よし、あられを置いておこう
シャ:いが饅頭!
ウ:……三色団子でも作ろうか?
リ:そうだな。手伝おう
ウ:ありがとう

ウ:あ、イクティノス
イ:なんだ?ウッドロウ?
ウ:この雛人形はいつまで出しておくんだ?埃をかぶってしまうよ
イ:できればだしっぱなしにしておきたいのだがな…
ウ:それはどういう…
イ:聞いた話によると、雛人形を祭りが終わった後も出し続けていると、嫁に行くのが遅くなる、ということらしい
ウ:へえ…つまり
イ:つまり?
ウ:私に嫁に行き遅れろと言う事かな?
イ:俺としてはこのまm
ウ:私は女性ではないのだよ?そこは理解しているか?イクティノス
イ:重々承知している
ウ:ならば何故に嫁と言うのか
イ:お前が小さなときから見守ってきた身としては、我が子だと思ってもいいぐらいだ
ウ:答えになっていない
イ:だから、何処にも行かず、此処に残って欲しいわけだ。嫁というのは例えの話しだ
ウ:イクティノス…私は王だ。此処から嫁ぐなどありえないだろう?
イ:わかっている。だが、余計な虫がこないようにな、魔除けだ
ウ:ん?そうか、魔除けか。ならいい

シャ:今までの会話一切必要なくない?
イ:途中で説明が面倒になってな。ウッドロウも面倒そうな顔していたし
シャ:でも行くより寄ってくるからね。あんまり意味ないんじゃない?
イ:とりあえずセインガルド行きと天上行きが防げているからいい
シャ:坊ちゃんは居候させてもらってるし、問題は後ろの奴か
イ:これさえ防げればどうにでもなる
シャ:来年も出しっぱなしにしようね
イ:ああ

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Dの世界に雛人形ないだろってつっこみは無しの方向でおねがいします…!
めんどくなったのは私です^q^