『チョコレート!』
「どーもどーも御両人!真昼間からイチャイチャラブラブ、どっろどろでぐっちゃぐちゃの濡れ場に突入してるかーい!!」
「騒がしいぞ、ジョニー」
「って読書かよ!つかツッコミもなし?!」
「卑猥だなジョニー」
「えぇ!?」
「ジョニーさん、濡れ場だなんて…!」
「あらら、真っ赤になっちゃって。可愛らしいこと!」
「卑猥だなジョニー」
「ちょ、2回目!」
「セクハラです、ジョニーさん」
「ウッドロウまで!さっきまでの恥じらいは何処へ?」
「ああ、私結構演技派なんですよ、ジョニーさん」
「まじで?!」
「ところで何のようだ、ジョニー」
「!…用ってほどじゃないんだが…」
「何ですか?ジョニーさん」
「いや、うん、まあ…遊びに来たんだけど」
「わざわざ遊びにきたのか?ジョニー」
「あ、ああ…」
「しかし、私たちも今読書中でして…ジョニーさん」
「………邪魔したね………」
「はあ、任務失敗だねえ…」
「ルーティの回し者だな」
「ポケットからカメラ出ていたしね」
「なぁに失敗してんのよ!今後の生活かかってんのよ!!」
「め、面目ない…」
「いやー、さっきは悪かったな。お詫びのしるしにこいつをやろう」
「これは…チョコレート、ですか?」
「そうチョコレートだ。しっかーし普通のチョコレートじゃない!酒入りの…チョコレートだ」
「普通のウイスキーボンボンじゃないのか?」
「これな、結構高いんだぜ〜。なぜかというと…」
「別に変わらない気がするがな……!」
「え?ちょ、リオン?!しっかり!!」
「人の説明も聞かずに食べるからこうなるんだぞ〜」
「どういうことですか?」
「チョコはいたって普通なんだが、中身のウイスキーが市販の5倍くらいに純度があがってるんだ」
「ご、5倍!?」
「そ。酒に耐性のある大人なら、弱くない限り平気なんだが」
「リオンはまだ未成年なんですよ!そんなに強いのが平気なわけないじゃないですか!!」
「ましになる食べ方を教えてやろうと思ってたのにリオンが先に食っちゃったんだろうが」
「…甘いものに目がないからな…」
「しっかり看病してやれよ。じゃ、俺は行くぜ」
「あ、これ」
「お前さんたちにやるよ。そのまま食べるもよし、新しい食べ方を発見するもよし、
もちろん!ウッドロウが先に食べてウイスキーを飲んじゃって、ほのかに残った苦味とチョコの甘味を
口移しで食べさせてやるのもよしだぜ〜」
「な、口…!?」
「じゃあなー!」
「あ!ジョニーさん!!」
「今度会ったら『チョコはどうだった?』って聞いてやろ!リオンのやつ、途中から起きてたからな、今頃実践してたりして!!」
「よくやったわね、ジョニー」
「へ?」
「これで今週はなんとか工面できたわねー」
「おーい…ルーティ…いったいなんのことだ?」
「チョコよチョコ。うふふ!いい絵が撮れたわv」
「ははは………(監視カメラでも仕込んでるのかね…)」
「よ!リオン。おはようさん」
「またジョニーか。おはよう」
「どうだった?チョコの味は」
「ふ、聞くまでもないことぐらいわかってるんだろ?」
「まあな
(つか、そんなすっきりした顔してたら誰でもわかるだろ)」
「あのチョコ…」
「ん?」
「フィリアが作っただろ」
「え!」
「いや違うな。正確にはマリーが作ったチョコの中にフィリアがいじった酒をいれ、ルーティが包んだんだろ?」
「…んー?なんのことだ?」
「しらを切るか…まあいい」
「(ばれてら…)」
「美味かったと伝えておいてくれ。じゃあな」
「………完全にばれちゃってるじゃないか…惜しいのは、包んだのはルーティだが包み紙を買ったの俺だって言わなかったことだな」
「私もリオンも知っているよ」
「!ウッドロウ?……いない?」
「マリーさんやルーティ君、フィリア君が選ぶようなかわいらしいものじゃなくて、シックな物だったということにね」
「…一体何処にいるんだ?っていうかぜーんぶ知られてるのかよ…秘密ってわけじゃないがばれると悔しいな
けどまあ、なんか、わかってくれてるっていうのは嬉しいね」