『生えかわりの時期』

イ:む!そうか。もうこの時期か
ウ:何を納得して…うわ……
リ:何か体がこそばゆくなってきた…
シャ:慣れてない人には辛いかもしれませんね
イ:この抜け毛だらけの部屋はな

イ:ブラッシングを始めるぞ
ウ:毛がさらに抜けるだろう?
リ:外に出してからのがいいんじゃないのか?
シャ:他の場所でブラッシングして、2箇所掃除するより、一部屋のが楽でしょう?
ウ:なるほど
イ:というわけで、ブラシ。リオンも
リ:お、おお
シャ:じゃあ、それぞれ始めってことで

イ:よし、終わりだ。次
シャ:じっとしてよ〜
ウ:後で遊んであげるから、寝転がらないでくれ
リ:梳いてる最中に…!またぼさぼさだ
ウ:なかなか進まない…
リ:さっきからやり直してばかりだ
ウ:イクティノスとシャルティエ君は慣れてるな
イ:ここの管理を任されているからな
シャ:つき合わされているので
イ:よく動く犬達は俺達がやる
シャ:坊ちゃんとウッドロウさんはライオンをお願いします
ウ:ああ、わかった
リ:じゃあこいつ頼む
シャ:はい

ウ:任されてはみたが、普通のブラシでいいのかな?
リ:何も言わないからいいんじゃないのか?
ウ:ふむ。じゃあ、やってみようか

リ:かなり毛が絡んでるぞ…
ウ:引っ張っちゃってごめん…よしよし
リ:お?
ウ:ん?
リ:それだ!
ウ:どれ?
リ:ウッドロウが撫でてればいいんだ!
ウ:構ってれば気がそれるという事か!なるほど
リ:よし、それでいくぞ

リ:抑えつつ、頼む
ウ:わかった。よしよし。ちょっと痛いけど我慢してくれ
リ:絡んでるから、なかなか梳けないな…
ウ:すぐに引っかかるからね
リ:鬣だけでも一苦労だな
ウ:尻尾はもっと大変だろうな

リ:あ、ひっかかった…お…!
ウ:急にどうし…た…んだい…?
リ:……立った?
ウ:うぇ!嘘!倒れて…!わあっ!!
リ:ウッドロウ!!大丈夫か!?
ウ:大丈夫…いや、痛い…でも大丈夫
リ:大丈夫なんだな?
ウ:ああ
リ:しかし急に何故…
ウ:痛かったみたいだよ?
リ:ブラシに引っかかったのがか?
ウ:うん。今だってほら
リ:しがみついてるだけ
ウ:痛くてすがって来ただけなんだよ
リ:そうか。それは悪い事をした…
ウ:そうだ!洗ってあげたらどうかな
リ:洗う?
ウ:そう。リンス使えば、水に通すことにもなるし、乾かせばさらさらになるかも
リ:それはいいな。じゃあ早速…庭だな。庭に行くぞ

リ:水出すぞ
ウ:いいよ
リ:う…冷たい…
ウ:我慢我慢

リ:かなりごわごわだな
ウ:また引っかけないように慎重にやらないとね

リ:これでどうだ?
ウ:うん、いいんじゃないかな
リ:流すぞ

ウ:もうとれたかな
リ:じゃあタオルで…
(ぶるぶるぶるっ)
ウ:っ!
リ:冷た!
ウ:動物だからね、仕方ないよ
リ:しかし何だか悔しいな
ウ:まあまあ。じゃあ、中に戻って乾かしてあげようか
リ:そうだな

ウ:いらないタオルは…あった
リ:暖炉の前は暖かいな
ウ:そうだね…じゃなくて、しっかり拭いてあげないと風邪を引いてしまうからね
リ:わかってるわかってる

がしがしがしがし
ぶるるるるっ

リ:うおっ!またしても…!
ウ:ははは…

リ:見ろウッドロウ!この櫛の通りの良さ!
ウ:さらさらになったね。シャンプーのいい匂いもするし
イ:やっとライオンが終わったのか
ウ:ああ、他には?
シャ:もう終わっちゃいましたよ
リ:あれだけの数をか?
イ:シャンプーして乾かして梳くのはかなり時間が掛かるからな
シャ:おかげで助かりましたけどね
ウ:そうなのか。ならよかった
リ:よかったのか?これでよかったのか?
ウ:気にしない気にしない。お茶でも飲もう
イ:そうだな
シャ:僕お菓子出してきま〜す
リ:……よかったのか?

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構ってたって痛いものは痛い
なんてつっこみはしないでくださいww