『今日も今日とて金稼ぎ』
ル:あーあ……
ウ:どうしたんだい?
ル:ウッドロウ…聞いてよ!またガルドが底を尽きそうなのよ!!
ウ:この前儲かったと言っていたじゃないか
ル:大食らいが三人もいたら底を尽くわよ
ウ:…そうか……困ったな…
リ:お前達、浮かない顔して何してる
ル:あ!……ねえ二人とも……
リ:断る
ル:ちょっと!まだ何も言ってないじゃないの!!
リ:お前のことだ、僕達の写真を撮ってばら撒こうとしてるんだろ
ル:わかってるならいいじゃない!これも仲間のためよ!
リ:大食いは僕達の所為じゃない!あいつらにやらせればいいだろ
ル:マリーはだめ、ダリスがいるし。スタンはまあまあいいんだけど、コングはね……子供には人気あるんだけど
ウ:流石に子供には売りつけれないということか
ル:そういうこと。だから協力してよー
リ:関係ないな
ル:宿代だって私がしっかり管理してるから今まで休めてたのよ!
リ:それは……
ル:ほらほら、協力する?
ウ:さ、さいわい、ハイデルベルグが近いから城へ来るといい。宿と食事代の心配はいらないよ
ル:じゃ今日はハイデルベルグにけってーい!
ウ:切り替えの早い…
ル:でも今日だけしのげても意味ないんだからね!絶対協力してもらうわよ!
リ:諦めの悪い女だ…
ル:ジョニー任せたわよ
ジョ:おう、任されたぜ!スタンとコングマンは頼むぞ
ル:オッケイ!
フィ:カメラの準備できましたわ
ル:じゃ、後は頼んだわ。今後の生活がかかってるんだからね!
ジョ:まかせろ、行ってくるぜ
ジョ:なあなあ、リオンにウッドロウ
リ:何だ?
ジョ:これから一杯やらないか?
ウ:コングマンやマリーさんたちと行ったほうがいいのでは?
ジョ:ま、偶にはな
ウ:では少しだけお付き合いしましょう
リ:いいのか?
ウ:偶には、ね
ジョ:そうと決まれば!……調達に行くか
リ:言い出したくせに用意してないのか?!
ジョ:いやあ……気が急いちまったもんでね
ウ:では貯蔵庫にでも行きましょうか
ジョ:いいねぇ!ここはどんな酒があるんだ〜?楽しみ!
リ:ジョニーのやつ…こんなに酒好きだったか?怪しい……
ジョ:これとかこれは?
ウ:こちらはいいですよ
ジョ:これだめなのか?
ウ:ダーゼンの秘蔵酒なんです。熟するのを楽しみにしてるので
ジョ:そうか、なら他のも見てくるか
リ:ジョニーはあんなに酒好きだったか?
ウ:さあ。よく飲みに行っていたとは思うが…それが?
リ:いや……注意はしておけ
ウ:?わかったよ
ジョ:よし!こんなもんか
ウ:こんなに飲むんですか?
ジョ:こんなにって六本だけじゃないか
リ:三人にしては多いんじゃないのか?
ジョ:そうか?いつもはコングマンとマリーと飲むからな、これでも少ない方だが
リ:どんだけ飲むんだ……
ウ:二日酔いの薬はあったかな…
ジョ:かんぱーい!かーっ!うまいねえ
ウ:お口に合ってよかったです
ジョ:酒の美味さは全国共通だな
リ:…ほんとにこれだけ飲むのか?
ジョ:当たり前だろ!残したってもったいないしな
リ:はあ…ウッドロウ二日酔いの薬は?
ウ:薬箱の中に入ってたよ
リ:そうか…
ジョ:というわけで、じゃんじゃん行こうぜー!
ジョ:おいリオン、ぜんぜん飲んでないじゃないか
リ:かなり飲んでるぞ
ジョ:まだまだだな。よし、これ一気だ!
リ:そんなの無理…
ジョ:何だぁ、お前さんは挑戦する前から諦めちまうようなへたれだったか?
リ:なっ!
ジョ:がっかりだぜ
ウ:ジョニーさん、そんなに煽ったら…
リ:そいつをよこせ!こんな酒、僕が飲めないわけないだろう!!
ジョ:お!言ったな!ほらよ
リ:しっかりと見ておけ
ジョ:おお!いい飲みっぷりだ!
リ:わかったか!僕はへたれじゃ……っ?!
ウ:え?!ちょ、リオン?!
ジョ:おー目回ってるな
ウ:なんで…?
ジョ:そりゃあ、未成年には強すぎたんだろ
ウ:何飲ませて…ってウォッカ!!
ジョ:流石にきつかったか!
ウ:笑い事ではありません!
ジョ:これで邪魔者はいなくなったわけだ
ウ:邪魔者?リオンのことですか?
ジョ:その通り!あんまり邪魔者と言いたくないがな
ウ:じゃあなんで…
ジョ:とあるお方からのご要望でな、ジョニウドが欲しいらしい
ウ:は?とあるお方?それにじょにうどって、どういう意味ですか?
ジョ:こういうことだよ
ウ:!……な、にするんですか!ジョニーさん!
ジョ:悪いな…こっちも、命もとい生活がかかってるのさ
ウ:やめて、くださ…っ!
ジョ:へえ、感度いいんだな。ここは?
ウ:あっ…や、め……
ジョ:そんな可愛らしい抵抗すんなって…余計にちょっかい出したくなる
ウ:そんな…こ、と…
リ:……おい
ジョ:!!…おや、もうお目覚めで…?
リ:以前…誰かがくれた…酒入りチョコのおかげでな…
ジョ:あー…あれね………じゃあな!
リ:待て!……ちっ、逃げ足の速い…
ウ:リオン…も、大丈夫…なのか?
リ:ああ。ウッドロウこそ大丈夫か?
ウ:問題ない
リ:うぅっ…
ウ:リ…!大丈夫じゃないじゃないか
リ:僕がもっと酒に強ければこんなことには
ウ:まだ未成年なのだから、無理はよくないよ
リ:…すまない
ウ:君の所為じゃない。あ、薬持って来るね
ウ:飲めるかい?
リ:ああ……ん、苦いな…
ウ:薬だからね。それにしてもあのお方って誰だろう?
リ:ジョニーのことだからな、どうせあいつだろう
ウ:あ、生活かかってるって言ってたしな
リ:問いただすのは明日だ。今日はもう休む
ウ:それがいい。おやすみ
リ:おやすみ
リ:う……ん?朝か…
ウ:起きたかい?
リ:ああ。おはよう
ウ:おはよう。二日酔いはない?頭痛は?
リ:少しダルいがなんともない
ウ:そっか、よかった。朝食は持ってきておいたから
リ:ありがとう。食べ終わったら行くぞ
ウ:わかってる
リ:おい、ルーティ!居るんだろ!
ウ:返事がないな
チェ:ルーティさんなら早くに出られましたよ
ウ:それは本当か、チェルシー
チェ:はい。お昼ごろには戻るそうです
ウ:どうする?
リ:仕方がない、待つか
チェ:それでは失礼しますね
ウ:ああ。ありがとうチェルシー
チェ:いえ、ウッドロウさまのお役に立てて恐悦至極です!
リ:戻るぞ
ウ:すぐ行くよ
チェ:はあ……今日もウッドロウさま可愛かったです…
私もウッドロウさまを恥辱で赤らめさせたいです……vv
ル:あー儲かった儲かった!この財布の重み…最高だわvv
フィ:これだけ売れると書きがいがありますわ
ル:次回も待ってるわ
フィ:はい
リ:待ってたぞルーティ
ル:あら。どしたの?
ウ:君を待ってたんだ
ル:何々?何の用事?
リ:昨日ジョニーをよこしただろう!
ル:それが?
ウ:君のことだ、ガルドを集めるための何かを仕掛けておいたんだろ?
フィ:ルーティさん金の亡者って思われてますね
ル:否定はしないけどね
リ:それで何を仕掛けた
ル:カメラよカメラ
ウ:ただのカメラ?
ル:鋭いわね、ビデオカメラよ!
ウ:び、ビデオ!?
ル:そうよ、昨日のやつを編集して売ったわ
フィ:即売り切れでした
リ:売っただと!
ウ:な、何本…?
ル:ビデオは初めてだったから、少なめに50本にしといたわ
フィ:本も売切れです
リ:本?
フィ:所謂同人誌ですわ
ウ:同人…同じ趣向を持つ人々のことか?
フィ:それは辞書そのままの言葉ですね。でも少し違いますわ
ル:男のあんたたちには理解できないわよ。あ、あと、ビデオのテープ。オリジナルは残ってるのよ。だからまた増やせるの
ウ:!それを渡してくれ!
ル:だーめ。これからも稼がせてもらうわ
ウ:肖像権の…プライバシーの侵害だ
ル:私に法律は効かないわ!私は自由に生きるのよ!!
リ:こうなったら力ずくで!
フィ:そうは行きません!ストップフロウ!
リ:しまっ…!
ル:ディープミスト!
ウ:視界を…!
ル:じゃねー
フィ:私達忙しいので
リ:くそ!
ウ:あんなのが世間にばら撒かれたなんて…!
リ:ウッドロウ…
ウ:よりにもよってジョニーさんだし…
リ:………
ウ:私が好きなのはリオンだけなのに……
リ:…!ウッドロウ!
ウ:リオン……
リ:あんな作為的なもの、真実だと誰も思わない
ウ:………そうかな
リ:そうだ。僕が信じられないか?
ウ:いや…信じるよ
リ:……よし、気晴らしに出掛けよう。やつらもしばらくここに留まるつもりみたいだしな
ウ:うん、行こう
フィ:はあはあ…リオウド萌えますわ…!ネタが…ネタが次から次へととめどなく溢れてきて…!胸が張り裂けそうですわーーーーーー!!!
ル:あれそれマリーの…
------------------------------
注目すべき点はフィリアとチェルシーの異常性