『癒しの湖』

イ:ウッドロウ、癒しが欲しい。だから行こう!
ウ:唐突だな。あ、リオンが今度行くときは呼べって
イ:そんなの、お前がいないことに気付いたらすぐ来る
ウ:そうかな?
イ:そうだ。行くぞ

リ:ウッドロウは何処だ!
シャ:イクティノスもいないですね。じゃあ、あそこですよ
リ:何処?
シャ:癒しの湖とでも言いますかね
リ:?

ウ:やっぱりここに来ると癒されるな
イ:最高だろ?
ウ:座りにくいっていうのも相変わらず
イ:ウッドロウはここだ
ウ:え、イクティノス…重いぞ、私は
イ:平気だ。ほら
ウ:でも…っ!あ、危ないだろ?!
イ:あんまり大声を出すな。怖がってるぞ
ウ:あ…ごめん…
イ:こいつ、早く抱いてくれーって待ってるぞ
ウ:ははは、わかったわかった
イ:で、俺は、お前を抱くわけだ
ウ:なんでそうなる?
イ:俺が完全に癒されるにはウッドロウが必要だからだ
ウ:どこからそんな自信が…まあいいか。減るものでもないしな
イ:そうそう……はあ、温いなぁ…癒される……
ウ:イクティノスは大型犬みたいだな
イ:大型犬か……
ウ:あ、この子目の色が微妙に違うのだな。濃い青と薄い青だ
イ:本当だな。俺達とおそろいだな。薄いのは俺で、濃いのは
ウ:私か?…確かにそうかもな
イ:だろう?
ウ:……んっ、…ちょ……イクティ、ノス……ふぁ…
イ:可愛いな、猫も……ウッドロウも
ウ:…はっ、……いきなり…何す
イ:ちょっとした悪戯、だ。犬っぽいからな
ウ:……ばか

リ:癒しって、前凹んでたイクティノスを直したあれか?
シャ:はい。たくさん猫とかいるんですよ
リ:小動物か
シャ:まあ、なかには大きいのもいるんですけど…
リ:大きいの?ゴールデンレトリバーとか、グレートデンとか?
シャ:サイズ的にはそんなですけど…存在感はピカイチです…
リ:?ふーん……

シャ:イクティノスー、坊ちゃんも一緒だけど入っていい?
イ:開いている
リ:たくさんいると聞いたが…!多い!
シャ:ああ!坊ちゃん!!
リ:何、!ウッドロウ!
ウ:あ、リオン!いらっしゃい
リ:何でイクティノスと…!
ウ:座り場所に困ってて
リ:だからって足の上に座らなくても
ウ:ひっぱられたし
シャ:何してるんだよイクティノス!こうなるってわかってただろ!
イ:これは復讐だ!ささやかだがな
リ:復讐だと?
イ:そうだ。シャルティエがいたのに俺がいないとは何事か!
シャ:や、それで坊ちゃんにあたられても…
イ:憂さ晴らしに誰かに八つ当たりしたかっただけだ。癒されつつな
リ:それでウッドロウを
イ:だが今の俺は既に癒されている。だからもういい
リ:そ、そうか…
ウ:ほら、リオンも抱っこしてみるといい。可愛いから
リ:ああ。…それより、ずっと背後から視線というか殺気が…
シャ:あいつですよ!存在感がピカイチのやつ!
ウ:ふさふさで気持ちいいよ
リ:いったいどんなやつなんだ…!?こ、こいつは!!

リ:ライオン!!?
イ:カッコいいだろ!
シャ:かっこいいけど怖いよ!
リ:何故にライオンが…
ウ:最初は小さかったんだよ
イ:暇を貰ったときに動物園に行ってきてな
リ:暇を与えてもいいのか?
シャ:動物園って…
イ:怪我をした赤ちゃんライオンがいてな、医者に元のようには直らないと言われ、可哀相に思った飼育係が苦しむ前に殺そうとしたわけだが
シャ:引き取ったの?!
イ:あいつの目に強い意志を感じたんだ。まさに百獣の王となるに相応しい、力強い目だった
リ:直ったのか?
イ:これもウッドロウの甲斐甲斐しい看病のおかげだな
シャ:イクティノスは?
ウ:イクティノスはリハビリ
リ:だが完治はしないのだろう?
イ:見ればわかる。ウッドロウ、見せてやれ
ウ:ん、わかった
シャ:ええ!大丈夫なの?食べられたりしない??!
イ:食いついたりしない、甘噛み程度だ。それに、俺よりウッドロウのが懐いている
リ:怪我しないだろうな
イ:大丈夫だ

シャ:た、立ち上がったよ?!
リ:ほんとに大丈夫なんだろうな…
イ:だから大丈夫だ
ウ:相変わらず立派な鬣だなー
シャ:おおお!さ、触ってる!
ウ:よーしよしよし
リ:体とか撫でまくってるぞ
ウ:はは、私はおいしくないぞ?
シャ:いやあぁぁぁ!!!食べられてる!!
リ:ウッドロおおぉぉ!!!
イ:甘噛み程度だと言っただろ
シャ:…ほんとだ怪我ない
リ:よかった……
ウ:二人も触ってみる?
シャ:えぇ?!
リ:いや……
ウ:待ってるよ、ほら
リ:じゃ、じゃあ…
シャ:坊ちゃん!
リ:男は…度胸だ…!
イ:優しぃくな
リ:ああ……
イ:ウッドロウに触れるように優しくな
ウ:イクティノス!
イ:照れてる
ウ:うるさい!
リ:し、静かにしてくれないか…?

イ:おいウッドロウ
ウ:何だ?
イ:ごにょごにょ…
ウ:任せろ
シャ:またどうしようもないことだったりして…?
イ:まあ
ウ:どうしようもないと言えば
イ:どうしようもない

リ:も、もう少し…!
ウ:…ぁ
リ:!
ウ:も、っとぉ…
リ:え?
ウ:やさしく……さわって…
リ:///////
ウ:あ!……んんぅ…

イ:あーっ!照れてる!本気で照れてる!!
シャ:本気と書いてマジと読んでね
イ:あのうろたえっぷりを見ろシャルティエ!
シャ:怒られるのは僕なんだから…でも…ぶふっ
リ:〜〜〜〜っシャル!!!

ウ:気持ちよかっただろ?
リ:…かえって溜まった
ウ:んー?何が、溜まったのかな?
リ:べ、別に…!
ウ:行こうか
リ:お、おい!ウッドロウ!
ウ:私の所為でそうなっちゃったんだろうし
リ:イクティノスの所為だ
ウ:言い出したのはそうだけど、行動したのは私だ
リ:それは……
ウ:だからいいんだよ。ではな、イクティノス、シャルティエ君
イ:ゆっくりしてこい
シャ:お疲れ様でしたー
リ:お前ら…最初から?
イ:さあ
シャ:何のことでしょう?
ウ:早く
リ:ああ

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リオンたちはまさかイクウドな雰囲気になっちゃってることを知る由もなかった……
イクティノスにかかればウッドロウも小動物
ちなみにウッドロウは真顔で喘いでますよ。ちょっと怖いな(笑)
勝手にイクウドにした(のは私ですが)謝罪の気持ちを籠めてね(イクティノスとウッドロウが)
この後は坊ちゃんの為に王様はご奉仕するとかしないとか(どっち!?いや、しますよ^^^^^^^^^^^^^^