『暴走スタン』


「おい」
「あ、ディムロス」
「どうかしたのか?」
「スタンには気をつけるように、ウッドロウとリオンに言っておけ」
「なんで?」
「実は…」
「ウッドロウさーーーーーーん!!!!!!!!!」
「な、なんだ?!お前のマスター?!!」
「フィリアがまた変な薬を作ったようで、その実験体にされている」
「あららら…」
「どういう効果なんだ」
「初めて見たものを好きになる。所謂惚れ薬だが…」
「だが?」
「強力な物らしく、つかまったが最後。相手が気絶するか自分の体力の限界がくるまで止まらんらしい」
「はは、これまた…」
「しかもスタンだ。体力と攻撃力は非常に高い。壊されるぞ、ウッドロウ」
「おい!なんでウッドロウなんだ!!」
「ルーティの奴がおもしろがって見せたらしい」
「なんということだ…」
「だから早く二人に知らせろ」
「そうだね、行こう!イクティノス」
「ああ、急ぐぞ」
「我も行く。一応我のマスターだからな」
「早く二人を見つけないと!」
「無事でいてくれ…!」


「あ、買う物のメモ忘れてきた」
「取りに行くか」
「いいよ、先に屋敷へ行っててくれ。買い物済ませたら行くから」
「そうか。じゃあ、待っている」
「うん」

「二人はどこへ向かったのだ?」
「アイテムを調達してそれからヒューゴ邸へ行くって」
「ここからならヒューゴ邸のが近いな」
「ではそちらへ向かうとしよう」

「あ!坊ちゃん」
「シャル?それにイクティノスにディムロスも」
「ウッドロウはどうした?」
「ウッドロウ?ウッドロウならメモを取りに宿へ戻ったぞ」
「まずい!」
「何が…」
「宿へ急ぐぞ!」
「おい、何がまずいんだ?」
「ウッドロウが…壊されるかもしれん」
「どういうことだ?」
「実はフィリアに実験体にされていてな…」
「相手か自分の体力がなくなるまで止まらないらしいんです」
「ウッドロウとディムロスのマスターでは体力に差がありすぎる」
「ウッドロウには耐えられん…」
「なぜウッドロウが壊されるんだ。関係ないだろ」
「スタンが飲まされたのは惚れ薬だ」
「な…!急ぐぞ!」
「そういえばさっきディムロスのマスターが走ってった方向って…」
「宿屋がある!」
「本格的にやばいな…」


「メモは……っと」
「……ウッドロウさん!」
「ん?スタン君か。どうしたんだ?」
「ウッドロウさん、俺、俺…」
「調子でも悪いのかい?」
「俺、ウッドロウさんのことが…!」
「え?スタンく…!っわぁ?!」
「ご、ごめんなさい!でも、俺ウッドロウさんのことが好きなんです!」
「………悪い物でも食べたのか?」
「違います!俺本気なんです!!」
「……とりあえず、どいてくれないか?」
「……嫌です!」
「!」
「据え膳食わぬは男の恥です」
「スタン君がことわざを!じゃなくて、どきなさい」
「嫌です、どきません」
「こら、わがままを言うんじゃない」
「暴れないでくださいよ〜」
「君がどいたら暴れたりしないさ」
「あんまりやりたくはなかったんですけど…」
「なにを…?痛っ!」
「じっとしててくださいね〜」
「な、この、はずしなさい!」
「だから嫌です!手荒にはしたくなかったんですけど、仕方ないですよね」
「仕方なくない!くそっ、この」
「しっかり結んだので解けないと思いますよ」
「やってみないとわからないだろ!」
「まあ、がんばってください。そっちに集中できるなら、ですけど」
「なに?こうなったら意地でも……っ!」
「ちょっと腰を触っただけなのに。敏感なんですね、ウッドロウさんって」
「う、うるさ……ぅぁ…ん」
「ほらほら、手止まってますよ?いいんですか?じゃあ、頂いちゃいますよ〜?」
「くっ!ここまでか……」


「あれ?諦めちゃうんですか?俺としては嬉しいですけどね〜」
「(ごめん、リオン。私はここまでだ…というかスタン君に力で勝てるわけがなかったんだ…)」
「それじゃ、いただきまーす!」
「そこまでだ!」
「ディムロス!?」
「ウッドロウは返してもらうぞ」
「リオン!」
「ウッドロウ今助けてやるからな」
「勝手に話を進めるな!ウッドロウさんは今から」
「お前の物になるとでも?」
「イクティノス」
「諦めてください」
「シャルティエまで」
「けど!」
「いい加減にせんか!この馬鹿者が!!」
「げふっ!」
「……動かないけど大丈夫なのか?」
「頑丈だけが取り柄だからな。確か首に…」
「首になにかあるのか?」
「ジョニーが言っていた。おかしくなったりしたら首を見ろとな」
「これじゃないか?」
「そのようだな」
「これはなんですかね?」
「盗聴器のようだが…」
「盗聴器?」
「これに似たのを諜報で使ったことがある」
「今の時代に製造方法が残ってるとは考えがたいな」
「でもクレメンテのマスターなら作れそうだね…」
「それだ!」


ス:うう……
リ:スタンが目を覚ましたぞ
ス:あれ?俺フィリアに用事があるって言われて、なんか飲んで、それからどうしたんだろ?
リ:スタンお前覚えていないのか
ス:なにを?
ディ:これは完全に忘れてるな
ウ:忘れているというよりなにも知らないという感じだ
イ:ウッドロウに手を出しておいて…!
シャ:落ち着いて、イクティノス
リ:ほんとになにも覚えてないのか?飲んだ後の事とか
ス:んー…そういえば、ウッドロウさんの写真を見て、首になにか付けられて、そしたら急にウッドロウさんの所へ行きたくなったんだ
シャ:かなり即効性だね
イ:その盗聴器をかしてくれ。バラしてみる
ディ:頼む
リ:おいスタン。お前ウッドロウに謝れ
ス:え?俺もしかしてウッドロウさんになにかした?
リ:する所だった。手首を見ろ。あんなに擦れて赤くなってるだろ
ス:俺がやったのか?!
リ:そうだ。お前が縛って括りつけたんだ
ス:そうだったのか…ごめんなさいウッドロウさん…
ウ:いや、いいんだよ。未遂だし。なにより正気じゃなかったんだ。責めたって仕方ない
ス:ウッドロウさん…俺ウッドロウさんの分まで今日は頑張りますから!
ウ:そうか、ありがとう
ス:はい!
リ:お前は甘すぎるぞ
ウ:そうかな?
ディ:我らはイクティノスがバラしてる間に本人に話を聞きに行こうと思うが
シャ:皆さんはどうしますか?
ウ:一緒に行こう
リ:ああ
ス:俺も!
ディ:では行くぞ

ス:何処いったんだろ?
リ:街中回ったのになぜ…
ウ:コングマンなら知ってるかもしれない
ディ:聞いてみるか
シャ:すいませーん
コ:なんでぇ
ス:あのさ、フィリア知らないか?ずっと探してるんだけどさ
コ:フィリアさんなら、今朝早くから神殿に出かけてるぜ
!!!!!


ス:と、とりあえず神殿に行ってみよう…
リ:そうだな…
ウ:なにか手がかりがあるかも…?
ディ:意気消沈だな
シャ:まあ仕方ないんじゃない?謎が多すぎるもんフィリアさんって
ディ:そうだな

フィ:あら皆さんおそろいで
ス:フィリアはずっと神殿にいたの?
フィ:はい。すいません皆さんにもきちんと伝えておくべきでしたね
リ:いや…お前なにか変な物作らなかったか?
フィ:変な物とは?
ウ:盗聴器のようなものとか、薬とか…
フィ:いいえ、まったくございませんわ
ス:そっか…ごめんな。忙しいのに
フィ:全然構いませんわ。皆さんなら大歓迎です
リ:じゃあな
フィ:はい
ウ:また
フィ:お気をつけて

ディ:フィリアは白か?
シャ:どうかな?白に見えて、多分真っ黒だと思うよ
ディ:我もそう思う
シャ:恐ろしい人だね…
フィ:だな…

フィ:ボムや薬が作れたとしても、やはり機械を作れるとは皆さん思いませんでしたね
ク:あの時代にお主がいたら戦況はこちらに有利だったかもしれんのう
フィ:これからもっといろんな薬を作って実験していきましょう。
それでウッドロウさんを滅茶苦茶にしてしまえばチェルシーさんが素敵な本を描いてくださるわ…ふふふ楽しみですわ!
ク:………


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もちろん根源はフィリアです。なりきりを使ってマリーとルーティがやったんです。
書こうと思って忘れた部分がありまして…(馬鹿)↓の部分です
ばらしてみたが、これは盗聴器の機能ともう一つ、遠隔操作ができるらしい。
これがないとなんで首についてたんだ?みたいなことになるかなーと思いまして。
あと、黒スタン登場。かなり危険。
フィリアは最凶
○○のマスターって打つのがめんどくなった…
そしてなんとチェルシーが本(同人誌)を描いてる設定になってしまった!!
といういろんなことが起きております